2024年10月9日ラスベガス現地時間(アメリカ西海岸時間)夜中の2時30分。日本時間午後6時30分爆破解体。
トロピカーナラスベガス閉店
1957年オープン、その華やかさから「ストリップのティファニー」と称され、輝かしくオープンしたトロピカーナラスベガスカジノ。その67年のオペレーションを終え、2024年4月2日をもって閉店しました。
そんなトロピカーナラスベガスの跡地には2028年シーズンからラスベガスを本拠地に移転するメジャーリーグ野球球団「オークランドアスレチックス」(おそらくラスベガス・アスレチックスに改名と予想)の本拠地球場が建設される予定となっており、閉店直後からホテルのビルは解体が進んで今では骨組みのみになっていました
ラスベガス地元名物の爆破解体はエンターテイメント
そんな骨組みのみとなったトロピカーナラスベガス、最後はラスベガス名物の爆破解体で取り壊します。
爆破解体は今日2024年10月9日ラスベガス現地時間(アメリカ西海岸時間)夜中の2時30分。
そんなに夜中に爆破?と思いますよね。
前回、2016年のリビエラカジノ爆破解体も夜中の2時半。交通や爆破後の撤去作業などを考えて効率的な時間帯だそうで、夜中の爆破解体になっているそうです。
ちなみに、この爆破解体、地元ラスベガスでは「華々しい最後!とエンターテイメントで新しい時代のはじまり」と老舗カジノトロピカーナラスベガスが爆破される寂しさとともに、新たなエンターテイメント施設の誕生をお祝いするという意味もこめてのセレブレーション(お祝い)」とされています。
元カジノ王スティーブ・ウィンの演出から始まった
元カジノ王スティーブ・ウィンは、1993年10月にベラージオの建設のためにデューンズを爆破解体する際、爆破解体をエンターテイメントとしてテレビ中継で放送。そして、カジノ街の大通り(通称:ストリップ)向かいにある別のカジノ、「トレジャーアイランド(TI)」の名物でもあり毎晩開催される無料の海賊ショーに使われていた大きな海賊船がデューンズに向けて大砲を発砲しているかのように見せかけるという演出を行いました。
当時のテレビ中継のビデオを見ていると「IMPLOSION(爆縮)」と大きなタイトルと共に生中継が始まり、花火が打ちがると、楽しそうに爆破を待つ観客らが映っている。そのカウントダウンで爆破解体。
なんともラスベガスな演出の「爆破解体ショー」。これ以来、爆破解体はただの工事解体ではなく、ラスベガスの歴史的セレブレーションとしてエンターテイメント化されてきたのです。
Youtubeに複数の方が、その時のテレビ中継をアップされているようです。
「Local News Coverage of The Dunes Hotel Implosion in Las Vegas」と検索するといろいろでてきます。
2024年10月9日のトロピカーナラスベガス爆破解体
地元テレビ中継は午前2時(日本時間の10月9日午後6:00頃)からはじまり、トロピカーナラスベガスのオーナーバリーズ社と移転予定のオークランドアスレチックスがスポンサーの花火とドローンショーがはじまります。
その後午後2:30分爆破解体開始、約22秒ほどで解体完了予定。
今回は残念ながら観客席は設けられておらず、近くの道路も閉鎖の予定。みんなオンラインとテレビで観ます。
トロピカーナラスベガスの向かいにあるMGMグランドのトロピカーナ側のお部屋は売り切れだそうです。ちなみに、ラスベガスでは今日10月8日からカジノゲーミング業界の展示会「G2E」が開催されており、世界からカジノ業界の関係者が集まっているというタイミング。トロピカーナラスベガス反対向かいにあるエクスカリバーホテルにチェックインして、窓を開けたら目の前にトロピカーナラスベガスという抜群の特等席をたまたま獲得した方もいるようです。
また、トロピカーナを見渡せる位置にあるマンダレイ ベイの最上階にあるクラブ/カクテルラウンジ、ファウンデーションルームではラウンジの屋外テラスからトロピカーナの敷地を一望できる鑑賞パーティーを開催しているようです。お酒をのみながら爆破解体とはこれもなんともラスベガス。
日本からも観れるトロピカーナラスベガスホテル爆破解体ライブ中継
日本からの方が時間的にも良いのです。こっちは平日の夜中の2時半ですから・・・。
日本時間の10月9日午後6時半の爆破解体をライブで観るならこちら!
「X」での生中継はこちら
Bally社サイトでのライブ中継
ラスベガス地元テレビ局のウェブサイトでライブ中継
日本から上記のどこかで観ることができると思います!
それでは、あと数時間でカウントダウン。「日本からも観れるトロピカーナラスベガスホテル爆破解体ライブ中継」をおとどけしました。