旅行や出張でせっかく訪れたラスベガスを安全に楽しむコツ。
これを知っておけば、あとは常識的範囲で身の回りを気をつけておけば大丈夫。
現地在住日本人と、過去10年間日本とラスベガスを数週間毎に行き来している出張者の目線から、気になる
ラスベガスの治安と安心して旅行・出張をする準備ポイント5つをお届けします。
まず、治安。みんな観光客、安全な観光地エリア
ラスベガスの観光エリアは皆さんが思われているより安全です。
というのも、ロサンゼルスやニューヨークは観光や出張で訪れても行動範囲が広いですが、ラスベガスは観光地とその他のエリアがはっきりと分かれており観光地としての安全が確保されているからです。
そして、ツアーや、お土産を買いに郊外のスーパーに行ったりするとき以外このエリアから出ることはほとんどないと思われます。出るとしても、目的地まではツアー送迎やウーバーでの移動なので安心です。
ラスベガスの観光地は大きく2つ。
ラスベガスのストリップ(カジノ街)と
有名なフリーモントストリートエクスペリエンスがあるダウンタウンエリア
国内外からの観光地でにぎわうエリアなのでみんなまわりのアメリカンも観光客。
みんな慣れない土地での観光、安全に過ごそうと同じように心掛けて過ごしています。
よって、常識範囲で身の回りの安全に気をつけていれば大丈夫です。でも日本はアメリカンからするとびっくりするほど「安全」な国。日本の常識とアメリカの常識がちょっと違うところもあるので今回ポイントを列記しました。
ポイント① 持ち物は忘れるともう戻ってこない
イタリアやスペインほどスリに出会う事はありません。(まわりにスリにあった人はきいたことがありません)
でも、カバンを置き忘れたりするとまず、そのカバンは返ってきません。スマホも、お財布も置き忘れには注意。
多くの来訪者は「斜めかけのカバン」で行動されています。
特に日本から訪れる場合はカジノやバーなどで年齢証明の為に必要な身分証明に必要なパスポートを持ち歩かなければならないので、男性も女性も斜め賭けカバンを胸の前にかかるようにして行動
キーポイント
現金は持ち歩くなら100ドルまでぐらいに
(現金はほとんど使わないですがもしもの為に持っていく場合)
日本の運転免許証などは必要ないので持ち歩かない
(もちろん車を運転する場合を除く)
ホテルのカードキーは部屋番号記載のフォルダから出して持つ
ポイント② 話しかけてくる人多い。ノーサンキュー
観光客で賑わうストリップやダウンタウンエリアには観光客をターゲットにいろんな人が声をかけてきます。
日本で歓楽街を歩いていると何かの勧誘に声をかけられるあのイメージx10倍
カジノ内でも、路上でも、声をかけてくる人には無視で通り過ぎるか、「No Thank you 」で通り過ぎる。
以下が声をかけてくるパターンとシチュエーションです。
ストリップ街やダウンタウンを歩いていると・・・
CDを売ろうとする
コスプレしたキャラクターが肩を組んでくる(一緒に写真とってチップ頂戴ねだるパターン)
ラスベガスガールズが写真とろうと誘う(一緒に写真とってチップ頂戴ねだるパターン)
「Free(無料) show」など無料の何かで客引きをする(アメリカで無料ほど怖いものはありません)
「パンパン」と紙を鳴らしながら全裸美女のビラ配りをするお兄さん(誰も相手はしませんが・・)
バーなどで話しかけてくる女性(基本的に売春婦(違法)ですので相手はしないように。)
カジノ内を歩いていると
スーツを着た人が「Free(無料) show」などもちかけてくる。
これはカジノのプロモーションや無料プレイヤーズカード作成の勧誘です。カジノの勧誘ですが、一般の人には関係ありません(一回きりのベガス来訪者にはあまりメリットがない)。本当のVIP担当のカジノホストはカジノで一手につき何万、何十万以上かけて遊んでいる人に挨拶をしに来ます、一般人には話かけてきません。
スーツを着た人が「Free(無料) show」など持ちかけてくるパターン2。
コンドミニアムやホテルのタイムシェアの営業さんの場合。営業セミナーに参加するかわりに無料のショーチケットを渡しますという営業。
基本的に、いくらフレンドリーな国民性のアメリカでも異国でいきなり路上で話しかけてくる人には注意。
ちょっとしつこくても無視、ノーサンキューですぐあきらめてくれるのでそれでOKです。
ポイント③ 外を歩き回る時間は午前1時頃まで
カジノはもちろん24時間営業、平日週末問わず賑わい、ストリップ、ダウンタウンエリア共に眠ることはありませんが、ストリップ街の外を歩いて見回るのは午前1時頃までが無難です。
一人歩きの場合は12時のシンデレラタイムになったらカジノ内であそんでください。
カジノ内は無数のカメラがあちらこちらに埋め込まれており(天井だけではなく柱の装飾の中に埋め込まれている場合もあり)監視が見守っていますし、警備の方が歩きまわっているのでとっても安全。
下記に2つの観光エリアの歩きまわり安全エリアを示しました。
ラスベガスのストリップ(カジノ街)
夜に歩き回る場合は緑のライン南北に横断が安全エリアです。
フリーモントストリートエクスペリエンスがあるダウンタウンエリア
フリーモントストリートエクスペリエンスへは夜に訪れる方が多いと思います。
基本緑のエリアから出ないように行動してください。
ポイント④ホテル滞在中安全に過ごす
ラスベガスには15万部屋以上のホテル客室があります。そんな巨大リゾートホテルエリアの客室も安全とはいえ、セキュリティー対策は需要です。下記がホテルで安心に過ごす為にちょっと気をつけておくとよいポイントです。
ラスベガスメトロ警察からのおススメ防犯対策も交えています。
これはアメリカでも、日本でもどこでも使えるヒントなので是非実行してください。
貴重品はすべてホテルの部屋の金庫に保管。
ホテル番号が書いてあるフォルダーはカードキーと一緒に持ち歩かない。
外出の際は外のドアノブに「DO NOT DISTURB (邪魔しないでください)」のサインを掛ける。
照明やテレビをつけたままにして外出する。
一般ホテルでは頼んでもいない食べ物や飲み物はお部屋には届けられません。
ラスベガスのカジノサービスかと勘違いして受け取らず、すぐにホテルスタッフに知らせてください。
チェックイン後、部屋へ電話でクレジットカード番号や個人情報を尋ねることはありません。電話でクレジットカード番号や個人情報を決して教えないでください。
これはもちろん、知らない人(スタッフを装った不振な人)にはドアをあけないでください。
稀ですが、大きなイベントでセキュリティー対策が強化されている際、チェックイン時にフロントで「パトロールがお部屋のチェクに入ります」と言われる場合があります。(ホテルの部屋のテレビスクリーンにも表示がでたりいたるところで明確に伝えられます)その際は警備、警察が部屋を訪れることがありますが、それ以外でホテルスタッフが一般のお部屋を訪れることははありません。
ポイント⑤メトロ警察&黄色いシャツのVIVAパトロール
管轄の警察「ラスベガスメトロ警察」は下記の写真のような制服で巡回しています。
また、黄色いシャツのVIVAパトロールの方々は観光客サポートも行っているので困ったら頼りになります。VIVAの方はよく自転車にのってストリップエリアを巡回しています。
また、アメリカの110番は救急車も警察も同じ「911」です。
緊急でない場合は「311」で警察につながります。
また、日本と違い、「交番」「派出所」がないので何か警察に連絡が必要な際は近くにたくさんいる警察官に知らせる、もしくは滞在ホテルのスタッフに知らせるのが一番ですが、ストリップエリアの北に最近交番のようなステーションができましたのでこちらにヘルプを求めてもOKです。
場所はストリップ北部リゾーツワールドカジノ前です。
まとめ
海外旅行で気をつけることで一般的なことを頭において行動すればラスベガスは安全です。
前述通り、国内からも海外からも観光客が集結するラスベガスですから、お互いみんな気をつけて行動しています。
他方では麻薬売人に気をつけるように、マフィアに気をつけてといった内容も見かけますが、実際はそういう事はありません。麻薬売人は知らない一般観光客に向かっていきなり売買強要はしませんし、カジノにマフィア関与という話は何十年も昔の話。今やストリップのカジノはほとんどが上場企業による企業経営です。変なイメージがつかないように、自分のカジノで安心してギャンブルしてもらえるようにカジノの方が変な顧客セキュリティー対策をしているのが現実です。よって安心してカジノリゾートでのエンターテイメントをお楽しみください!
ということで、今回はこれを一度読んでおくとよい
「気になるラスベガスの治安と安心して旅行・出張をするポイント5つ」をお届けしました。