ラスベガス(ハリーリード)国際空港の完全攻略ガイド
- Prism ラスベガス
- 2024年9月11日
- 読了時間: 10分
更新日:6 日前
ラスベガスの空港のすべてをご紹介します。
次回のラスベガスへの出張時や乗り継ぎ時にご参考にしてください。
空港の基本情報
正式名称:ハリー・リード国際空港 (通称ラスベガス空港)24時間空港
離発着数:年間 61万回(ちなみに羽田は43万回)
利用者数:年間 5,760万人 (ちなみに羽田空港は8,000万人)
運航している航空会社
日本からの直航便はありません。
アジア圏からの直行便はソウル(インチョン空港)からの直行便のみ。
案外少ない、海外からの直行便。日本からは日本航空や全日空はサンフランシスコ、ロサンゼルス空港乗り継ぎの経由便になります。乗り継ぎ時間はちょっと不便ですが、ホノルル経由のハワイアン航空もあり。
毎年CES時期には日本から限定臨時便が飛んだりもしますが、、結構高いです。
空港ターミナル
ターミナル1(T1) と ターミナル3(T3)の2つです。
日本航空/アメリカン航空乗り継ぎは大体ターミナル1、全日空/ユナイテッド航空やデルタ航空乗り継ぎで日本までの場合は大体ターミナル3です。但し、毎年CESなどで日本から臨時直航便が就航している場合のみ移民審査場があるターミナル3発着になります。
下記のリンクからターミナルの確認ができます。もし、まちがったターミナルに到着してしまっても、保安検査を通って中へ入ればT1とT3間は移動は可能なのでご心配なく。後述のターミナル間移動についてをご覧ください。
ターミナル1(T1)
デルタ航空
サウスウエスト航空
アリージェント航空
アメリカン航空 他
ターミナル3(T3)
ユナイテッド航空
エア・カナダ
ブリティッシュエアウェイズ
KLM航空
大韓航空
バージン・アトランティック航空
ハワイアン航空 他
空港直結ホテル、レンタカー
ラスベガスには空港直結ホテルはありません。
その代わりにといっては何ですが、ストリップまで近いですし、最悪飛行機がキャンセルになってしまった場合にでも近くにビジネスホテルはたくさんあります。(空港までのシャトルンバス付のホテルもあります)。
フライトがキャンセルになって急遽一泊するしかない!でもストリップのホテルは高いし・・・
という場合には下記の空港周辺ホテルが無料空港シャトルもあり、お手軽価格で便利です。
【空港近くの無料シャトルバスありビジネスホテル】
Homewood Suites by Hilton Las Vegas Airport
Hampton Inn & Suites Las Vegas Airport
Tru by Hilton Las Vegas Airport
空港直結のレンタカー会社はありません。
空港から無料シャトルで10社のレンタカー会社が集まる「レンタカーセンター(Rent-A-Car Center)」へ向かいます。片道15分見ておけば十分です。
【無料シャトルありレンタカーセンターにあるレンタカー会社】
Alamo
Avis
Budget
Dollar
Enterprise
Hertz
National
Payless
Sixt
Thrifty

空港から市内ストリップへのアクセス
ラスベガスカジノ街のストリップエリアのホテルまでは車で15分程。
ウーバーが便利です。その他の手段は料金の目安と共にこちらにまとめています。
Uber, Lyftの両方の料金を比べることをおすすめします。時々同じ目的地でも10ドル以上の差がある事が多くあります。また、待ち時間40分以上などの超混雑時は混雑しやすいターミナル1よりも、ターミナル3のライドシェア乗り場を試すのも手です。
ストリップの南端にある下記のカジノリゾートへは各ホテルから事前予約制の空港シャトルバスがでています。
M Resort Spa & Casino (M リゾート スパ アンド カジノ)
ストリップから車で10分の南端にある外れのホテル。でもきれいなカジノリゾートで、ローカル民は時々ご飯を食べに行ったり、プールを利用しに行ったりします。ホテル宿泊者用のホテル~空港無料シャトルがあります(事前予約制)https://www.themresort.com/hotel/arrival-information (事前予約制)
South Point Hotel Casino & Spa(サウス ポイント ホテル カジノ アンド スパ)
こちらのストリップから車で10分ほど南端のホテル。いつも大賑わいの楽しいホテルで、地元民もおすすめのステーキハウスやレストラン、エンターテイメントでにぎわうホテル。
ホテルから空港へのアクセス
上記のようなシャトルバスがあるホテルもありますが、多くのストリップメジャーなカジノリゾートはシャトルバスはありません。よって空港へはタクシーやライドシェアが一般的。その場合はターミナル1もしくは3のどちらか運転手に伝えます。
下記で自分の航空会社がどちらのターミナルか事前にチェック
空港へは搭乗時間の1時間半~2時間前に到着
搭乗開始時間の1時間半~2時間前です。
搭乗時間がフライト出発時間の30~40分前設定が多いのでそこからさかのぼって余裕をもって到着してください。
ラスベガスはエンターテイメントの街。到着ラッシュは毎週金曜、帰省ラッシュは毎週日曜、月曜朝
この時間帯に空港へ向かう方は時間には余裕をもってご到着ください。CES明けは特に超混雑時します。スーツケースをチェックインされる方は特に2時間前には空港へ向かわれることをおススメします。
TSAアプリ(https://www.tsa.gov/mobile) でも現在の保安検査場の待ち時間がチェックできます。
【超超混雑時、時間がない!という場合は後におすすめする方法】
ラスベガスの空港はターミナル1(T1)とターミナル3(T3)がありますが、多くの国内線会社がT1に集中して離発着を行う為、T3に比べると、T1はいつも混雑しています。手荷物チェックインがない場合はT3を利用する。
(下記の図にあるように、保安検査場を入ると中でT1とT3はつながっていて、トラムで移動可能なのです)
空港のドア外に仮チェックインカウンター「Skycap(スカイキャップ)」(下写真)という荷物ドロップサービスがある場合はそちらを利用してもOK。アメリカン、ユナイテッドはもちろんほとんどの航空会社で利用可能です。
各ターミナルには2箇所保安検査場(TSAチェックポイント)があり、保安検査場を通り抜ければターミナル1、3関係なくすべてのゲート(Aゲート~Eゲート)にトラムなどで移動が可能ですので空いているTSAを利用するのも良いです。

空港ラウンジ
ユナイテッド航空ラウンジ、アメックスセンチュリオン・ラウンジご利用の方、プライオリティパスご利用の方はラウンジ利用可能(プライオリティパスはThe Club LAS利用可能)です。また、アメックスセンチュリオンラウンジは朝9時~お昼9時はとても込み合うようですので、空港到着したらすぐにアプリから「waitlist」に並ぶのもおすすめです。
また、ターミナル3及びDゲートにある「The Club LAS」はデイパス($50)購入で誰でも利用できます。こちらでは、無料スナック、ドリンク(アルコール含む)、無料シャワーが利用できます。
ターミナル1(T1) |
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ターミナル3(T3) |
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Dゲート ターミナル1、3両方からアクセスできる離れたゲート |
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食事について
保安検査場に入る前の一般エリアにレストランなどはあまりありませんので、空港についたら、いつ混みだすかわからない保安検査をとりあえず通り、ゲートエリアでのお食事をお勧めします。
食事ができるところや売店は搭乗ゲートエリアに多くあります。但し、「空港価格」で値段が高いですが。
各ターミナルのゲートにあるのは下記のような食事ですが、クオリティはあまりよくありません。。。
一番いろいろチョイスが多いのがDゲートエリアですので、お時間がある場合はトラムでDゲートへ行ってみるもの良いかもしれません。ターミナル1、3両方から5~8分ほどでアクセス可能です。
プライオリティパスをお持ちであればThe Club LASに入って軽食ゲットをするのがおススメです。
ハンバーガーやタコスなどの軽食があるアメリカン/メキシカンバー
スターバックスなどのコーヒーショップ
フードコート(ハンバーガー、サンドイッチ
売店(ドーナツ、スナック、フルーツ、サラダ、ソフトドリンク)
バー (ビール、カクテル、ワイン)
帰路、最後に「アメリカン」なお食事をお好みの方はDゲート到着後目の前の大きなエスカレーターを上がったところ左手にある「Ruby's Diner」でバーガーなどのアメリカンダイナー風のお食事や、向かって右手「California Pizza Kitchen」で軽くピザやサラダを。食後はこってりという時はD25番ゲート付近にダンキンドーナツがあります。

お土産について
搭乗ゲートエリアには買い忘れのお土産を買うことができる売店がたくさんあります。
「LAS VEGAS」ロゴアイテムから地元スポーツチームのショップまで。
大谷選手のグッズはロサンゼルス空港のゲート付近にはありますが、ラスベガスの空港にはありません。
時間がある場合はトラムを利用して、ターミナル1、3どちらからもアクセスできる「Dゲート」へ行ってみてください。Dゲートにはレストランやショップたくさんあります。(移動方法は次参照)

ターミナル間移動について
ラスベガスの空港はちょっと変わっていて大きく分けて3つの建物があります。
ターミナル1(T1) - A, B, C ゲート
ターミナル3(T3) - E ゲート
Dゲート
下記のように保安検査場に入る手前ではターミナル間移動は外を走るターミナル間シャトルバスしかありませんが、保安検査場を通りぬけると中でトラムが走っていますのでターミナル1、3、Dゲート間を自由に移動できます。
どこのゲート間も大体5~7分ほどで到着、随時3~5分間隔で運行されています。

ギャンブルについて
ラスベガスの空港に到着すると真っ先に目に入ってくるのがスロットマシン。搭乗ゲート横ずらっと並んでいます。ルールはストリップのカジノと同じ。21歳以上から利用可能。テーブルゲームはありません。
スロットアテンダントさんが近くにいるので、勝ったお金はアテンダントさんに精算してもらいます。

喫煙所について
喫煙ができる場所は限られています。
空港のドア外の屋外:
ラスベガスへ飛行機で到着したらバゲージクレームで荷物を受け取り後、外へでるドアの外。帰りに空港に到着したらチェックインカウンター入るドア外。基本的に屋外(灰皿があるのでわかります)
空港内で喫煙可能な場所は数か所:
搭乗ゲートB, C, D & E ゲート付近にあるガラス部屋になっているスロットマシンがある部屋の中。透明なガラス部屋なのでみればすぐにわかります。
ターミナル1の保安検査通過後すぐのC25番ゲート付近にあるバー「Barneys Lounge」ネオンサインで「SMOKING」とあるのですぐわかります。(2025年4月仮休業中)
ターミナル1の保安検査場入る前2階にあるバー「Bud 29 Track Lounge」(2025年4月仮休業中)
以上以外は禁煙です。
アシスタントが必要な方へ
事前に航空会社から手配をするのも可能、フライトの当日にチェックイン時にカウンターで身体の不自由な方へのサポートをお願いすることも可能です。
車いすなどの場合はアテンダントさんがチェックインから保安検査、ゲートまで付き添ってくれます。
まとめ
「ラスベガス(ハリーリード)国際空港の完全攻略ガイド」をお届けしました。
毎週たくさんの大きなイベントが開催されるラスベガスでは「今週何かあった?」と思うほどいきなり混み混みになったりします。特にCESなど直後の帰省ラッシュは年に何回あるかないかの空港大混雑のタイミング。スーツケースのチェックイン列も長蛇の列になったりと予測が難しいです。よって大きなイベントでラスベガスにいらっしゃる際は搭乗開始時刻(出発時刻の30~45分前が搭乗開始時刻)の1時間半~2時間前には空港へ到着しておくことをおすすめします。
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