ラスベガス球体アリーナ「スフィア」に行ってみたので、素直な感想を交えたレポートをご報告します。
以前投稿したいつの間にか出来ていたラスベガス球体アリーナ「Sphere スフィア」 でご紹介したラスベガスの新しいアトラクション「スフィア」に行ってきました。
2023年7月いつものラスベガスのストリップカジノ街の景色に突然あられた球体アリーナ。ストリップから離れた高速道路を走っているだけでも毎日見える球体。絵文字の顔や惑星、バスケットボール、ハロウィン仕様になったりと毎日地元ローカルを楽しませてくれます。
そんなスフィア、中に入れるようにオープンしたのはつい最近の2023年9月29日のU2コンサート。
オープニングコンサートの夜からソーシャルメディア他方で中の映像がライブ配信されていたのでちょっとのぞき見はしていたのですが、やっぱり見に行ってみようと先日スフィアにいってきました。
それでは、行ってみた感想:ラスベガス球体アリーナ「スフィア」おとどけします。
イマーシブ体験ができるスフィアのプロダクション
「Postcard From Earth(地球からのポストカード)」
実はラスベガススフィアでは2023年10月現在、コンサートが行われていない日には一日1~4回の別のプロダクションの上映があります。複数の上映があるため、時間帯を選んでいけばチケットが売り切れていることもなく、当日スフィアでのチケット購入も可能です。
「Postcard From Earth(地球からのポストカード)」という1時間弱の上映時間のネイチャーフィルムでは人類は地球を去り、他の植物を植民地化するという選択をすることで、地球が自らを癒すことを試みるというストーリーを360度(ほぼ360度)の映像と演出で見せるもの。
お値段はチケットフィーなど入れて合計約60ドル~300ドル(約8,900~45,000円)。
今回はその上映に行ってきました。
【アップデート2024年8月現在】現在の上演、予定はこちら
「Postcard From Earth(地球からのポストカード)」(変更なし、1年先までチケット購入可能)
期間限定コンサート「イーグルス」(Eagles)
2024年9月20日~12月14日の金曜、土曜16回公演
期間限定コンサート「U2」は2024年3月2日で終了しました。が1? 最新情報。
【2024年9月最新情報】2023年スフィアで開催されたU2コンサートが2024年9月5日からイマーシブムービーになってスフィアにもどってきます!U2:UVのライブコンサートにできる限り近いイマーシブ体験!ためしてみては?毎週数日、午後7時~の上映。詳しくはこちらのスフィアウェブサイトイベントスケジュールで。
さっそく行ってみた感想:ラスベガス球体アリーナ「スフィア」
ラスベガス スフィアはストリップ沿いのカジノリゾート「ベネチアン」の敷地内にあります。
外の道路からも入れますが、おすすめはベネチアンカジノ内からブリッジを歩いていくルート。
ベネチアンのホテル内の「コンベンションセンター」へ向かって歩けば係員さんが看板をもって立っているので、それに沿ってスフィア入り口へとつながるブリッジへと進みます。
下記が入り口。右側にあるデスクで当日チケットの購入も可能。
そして入り口付近の外へつながるドアを開けると目の前にスフィアがドンと見えます。
入り口でチケットのQRコードをスキャンして、手荷物チェックが終わったらさあ入場。と思いきや
いつまで経ってもドアは開かず・・・。2:30PMの上映なのに2:20PMになってもドアが開かない。
みんなどうなっているんだ?時間がないぞ!とソワソワ。でも、実は
チケットを購入した際の会場メモやスフィアのウェブサイトにも記載がないのですが、上映の開始は購入したチケットの時間の1時間後。
例えばチケットマスターで「2:30PM」の上映時間を選択した場合、この2:30pmはスフィア内に入ることができる時間。そこから1時間後の3:30PMが実際の上映開始時間になります。
また、映画館のようにコマーシャルがないので3:30PMピッタリに上映が始まります。
さて混乱を経て中へ
中へ入るとサイエンスフィクションのようなフューチャーリスティックな内装がお出迎え。
6つほどのステーションにAIロボットが配置され。係員のサポートと共にAIロボットとお話ができます。
ここで注意は中に入ると携帯がつながらないのでスフィアの無料WIFIをつなげておくこと。中は広いので友達と連絡をとろうとしてもWIFIをつないでおかないと連絡ができません。
予め飲んで食べてからスフィアへ向かうべき
そして重要なのが飲み物、食べ物のお値段・・。高い。
スフィアの中で購入した飲み物が入ったカップはリサイクルカップ、そのコストのせいかどうかは不明ですが、とにかく値段は高いです。
ラスベガスのスタジアムやアリーナ内の飲み物はもともと高いと有名ですが、ここはそれより高い。
普通のドラフトビールは18ドル(約2700円、税金・チップを入れると3,400円)。
せっかくスフィアでの上演だし、、と仕方なくカクテルをダブルで2つ購入したのですが・・なんと2つでそのお値段60ドル(8,900円、税金・チップを入れると12,000円)でした・・・。この日購入した上映チケットがちょうど1枚80ドルほどのものだったのでドリンク代はチケット代とほぼ変わらない。
最近は野球場やイベント会場などでもこれくらいの値段なのですが、スフィアは平均より2~3ドル高い。
(チップを加算したり、日本円にするととんでもない金額になりますが、物価高騰の最近はこんなものです)
ソーダやジュースでも7ドル(1,000円、税金・チップ入れて1,400 円)。
チキンとホットドックのスナックセットは34ドル(5,000円、税金・チップ入れて5,600)ほどでしょうか。
スフィアの中で飲んだり、食べたりする予定は立てない方がよさそうですね。
上映前のプレゼンテーション:AIロボット
さて、気分を取り直してAIロボットを見てみましょう。
このようなAIロボットが3~4人います。
歩き回っているのならちょっと面白いのですが、各ステーションに設置されているという感じ。質問を投げかけると
(AIが聞き取りにくい場合は横から係員さんがAIに質問を聞き直す)AIロボとが答えてくれます。
ふぅーーん。と見学して終了。
もうちょっと「ワオ」というようなAIロボットに期待していたのでちょっとがっかり。
さてスフィア劇場内へ
スフィアの劇場内の座席は一番センターに近い席から200番台、300番台、400番台と円形に座席がならんでいます。
さすがに「球体アリーナ」なのでコンサートなどアーティストを近くで観たいといった場合以外では200~400番どこに座っても見えるものは同じ。球体の中全部が映像になり、映像に囲まれることになるのですわるところであまり変わりはありません。
一つ注意は一番上の400番台セクションの後ろの方の席(つまり球体の上後方)の席になるとちょっと見上げすぎると黒い機械パネル(下の写真右上)がみえてしまいます。
せっかくのイマーシブ体験なので見上げてもどこまでも映像となるように400番台のチケットを買うときはできるだけ前方の席を買った方が良いです。(200~300番台セクションはどこに座ってもOK)
下は上映開始まえの写真。上映が始まると白いパネル部分がすべてスクリーンになります。
今からスフィアへ行かれる方の為に上映の映像は掲載しませんが、イマーシブ体験ができるスフィアのプロダクション「Postcard From Earth(地球からのポストカード)」は1時間弱の上映。
迫力のある映像で、椅子が揺れたりと体感型でもありますが、私の個人的な意見としてはストーリーが乏しく・・ちょっと終わった時に物足りなさを感じました。(200ドル払った人はちょっとがっかりかな?とも思います)
U2のような有名アーティストのコンサートに行くのであればとても価値があるスフィア体験。
そうではなく、「Postcard From Earth(地球からのポストカード)」のようなイマーシブムービーの上映を目当てに行かれる方はスフィアはラスベガスでのアトラクションの一つとしてお考えください。
ラスベガスのスフィアが大目的!という風に期待をして行くとちょっと期待に反してしまうかもしれません。
今はまだオープンしたばかりで係員さんもオロオロ、統制がまだ取れていない感じですが。今後もっと面白いコンテンツが増えるのかな?と期待をしています。
以上、さっそく行ってみた感想:ラスベガス球体アリーナ「スフィア」おとどけしました。
スフィアに関する情報はスフィアのサイトでご確認ください。